柴田よしきさん「水底の森」顔を潰された死体が発見され、そのアパート部屋の住人「風子」が失踪、逃避行が続く。現在と過去が交錯しながら、風子の「嫌われ松子」のような転落人生が語られます。嫌われ松子ほどリアリティはないですが、松子は自業自得、風子は不幸を呼び寄せる哀しい性をもった女のような気がします。風子に吸い寄せられるのはある意味似たもの同士の男たちで、みな風子と一緒に転落人生を歩んでいきます。哀しいミステリーでした。
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