池永陽さん「殴られ屋の女神」
「なぐられ屋。1発千円、女性は半額、1発でKOした方には十万円進呈」という殴られ屋を生業とする須崎。
会社にも妻にも見捨てられた須崎は、自分のことを父のように慕ってくるリストカッターの美少年男娼「豊」のマンションに居候をしている。
悩みを抱え、殴られ屋の元に集まってくる不器用でな人たちの人間模様が書かれています。
あの名作「コンビニ・ララバイ」までの感動はなかったですが、全ての人たちに対する暖かいまなざしがこめられた連作長編です。
2008年9月19日金曜日
殴られ屋の女神
2008年9月9日火曜日
ララピポ
奥田英明さん「ララピポ」
あいかわらず、どうしょうもない人間を描くのが上手ですねぇ。
対人恐怖症でデブのフリーライター、キャバクラのスカウトマン、AV出演するおばさん、カラオケボックスの店員、エロ小説家、デブ専の裏DVD女優を副業とするテープリライターなど、登場人物が全員おかしい。
みな欲望(とくに性欲)の向くままに行動し、ドツボを踏む。
救いのない小説でした.
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