2009年2月9日月曜日

風の墓碑銘




乃南アサさん「風の墓碑銘」
直木賞「凍える牙」音道貴子シリーズです。
解体工事中のアパート跡から、成人男女と嬰児の白骨死体が発見されたところからストーリーは始まります。
白骨死体は誰なのか?鍵を握るアパートの大家は呆け老人で情報を得ることができない。今度はその老人が撲殺された。犯人は誰なのか?白骨死体と老人の関係は?
主人公の音道、コンビを組む中年の滝沢刑事…、ストーリーもさることながら、乃南アサさんの小説は人物描写が抜群にすぐれてます。
スピード感はないのですが、その人間描写でじっくり読ませるミステリーでした。

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