2008年4月19日土曜日

とげ



山本甲士さん「とげ」
地方都市の市役所、市民相談室に勤める主人公。上しか見ない上司、やる気のない部下、面倒なことはたらいまわしの職員、そしてしょーもないことで苦情の電話をかけてくる市民に振り回される毎日。
上司は汚職で逮捕、妻は交通事故をおこし、家には何者かのいやがらせ、公園にワニが出現、市長からの暴行・もみ消し…など、これでもか、これでもかというトラブルに否が応でも巻き込まれていく。
冷静にではなく、切れながらも対応していく主人公は好感が持てました。
最後まで正義?を貫いてほしかったのですが、計算高く仕組んだことがあったので、それだけがちょっと残念でした。(逆にリアルなのかも?)
まあ、他の登場人物に比べればぜんぜんまともなのですが…。
作者の山本甲士さんは、あの映画「三丁目の夕日」の原作者なんですね。

1 コメント:

david santos さんのコメント...

Please!
To avoid such a tragedy happening again, and for the salvation of our children, we are doing a worldwide campaign, displaying the image of NURIN JAZLIN JAZIMIN in blogs all over the world on 25th April 2008. Let's not forget NURIN JAZLIN.