雫井脩介さん「クローズド・ノート」
どこかで聞いた題名だと思っていたら、エリカ姫の「別に…」記者会見の映画の原作だったのですね。
雫井さんの小説はミステリーだけじゃなく、こんなあったかいお話もあったんですね。ちょっと意外ですが、実のお姉さんのことをモチーフに書かれたらしく素直に感心しました。
女子大生「香恵」が自分の部屋の押入れから前の住人であろう小学校の新人女教師「伊吹先生」の日記を見つけ、その内容に感動したり、励まされたりしていくストーリーです。
香恵ちゃんの天然ぷり(万年筆の試し書きで「人間国宝」と書いたくだりが特に笑えた)がかわいく、また伊吹先生と香恵ちゃんの性格のよさがよく出ています。
ありがちなストーリーかもしれませんが、ほろっとしちゃいました。心温まる小説です。
2008年7月11日金曜日
クローズド・ノート
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