2008年2月9日土曜日

しゃぼん玉



乃南アサさん「しゃぼん玉」
泣きました。心があったかくなる小説です。
ナイフで切りつける通り魔、ひったくりを繰り返すどうしょうもない若者「翔人」。
逃亡の途中でバイクのカブで転倒していたスマ嬢(老婆です)を助けたことから、スマ嬢の住む宮崎県椎葉村にたどり着く。若者はほとんどいない田舎の村で、翔人のことを暖かく歓迎する住民。
人を疑うことを知らないような人たちに囲まれているうちに翔人は…。
「人生は”やり直し”できるんだよ。」とシゲ嬢やシゲ爺のいる椎葉村の老人たちに教えてもらえます。
読後、すがすがしい、やさしい気持ちになれるお勧めの小説です。

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